マウスピース矯正

マウスピース矯正のメリット・デメリットは?ワイヤー矯正との比較も解説

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この記事では、マウスピース矯正のメリット・デメリットについてまとめていきます。

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マウスピース矯正の特徴

歯列矯正といえば、一昔前までは金属のワイヤーとブラケットを歯に付けて、痛みに耐えながら治療するワイヤー矯正の方法が主流でした。

ところが最近では、マウスピースを用いた歯列矯正が普及しつつあり、矯正治療に選択肢が生まれています。

では、マウスピース矯正とはどのような方法なのでしょうか。

簡単に言うと、マウスピース矯正とは透明のマウスピースを1日中装着して、歯並びを整える方法を指します。

使用するマウスピースは少しずつ形の異なるものであり、2週間毎にマウスピースを変えることで少しずつ理想とする歯並びになるよう歯を動かしていきます。

メリットが多いとされるマウスピース矯正ですが、昔からあるワイヤー矯正と比較してどのような特徴があるのでしょうか。

以下にまとめていきます。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の比較

それでは本題である、マウスピース矯正とワイヤー矯正の比較をしていきたいと思います。

治療を受ける上で気になる項目(費用、期間、見た目、痛みなど)を以下の表にまとめております。

矯正方法 マウスピース矯正(全顎) マウスピース矯正(前歯) 従来のワイヤー矯正
費用 約40~120万円 約10万円~ 約50~80万円
見た目 目立ちにくい 器具が目立つ
痛み 少ない 痛みがあり、口内炎もできやすい
対応範囲 軽度~中度の歯並び矯正に対応可能 基本的にどのような歯並びでも対応可能
通院回数 2ヶ月に1回 2~4週に一回
治療期間 2~4年間(状態によっては数ヶ月) 2.5~4年間

マウスピース矯正には数多くのブランドがあるため、今回は一般的なマウスピース矯正の特徴を記載しています。

この表からも分かる通り、マウスピース矯正とワイヤー矯正は同じ歯列矯正であっても特徴はまったく異なります。

マウスピース矯正を行うメリット・デメリットは以下にまとめていきます。

(1) マウスピース矯正のメリット

それではまず、マウスピース矯正を行うメリットです。

①目立ちにくい

マウスピース矯正のメリットでまず挙げられることとしては、その目立ちにくさです。

ワイヤー矯正では、歯に銀色の金属のブラケットとワイヤーを装着し続けるため、口を開けたときや笑ったときに器具が見えてしまい、見た目を気にされる患者も多いようです。

最近のワイヤー矯正では、追加料金を支払うことで肌色や透明のブラケットを選ぶこともできるため、多少は目立ちにくくなったといえます。

それでも、透明のマウスピースのみ装着するマウスピース矯正よりも目に付きやすいとされています。

口周りの見た目を気にされる方は、マウスピース矯正を選択すべきといえますね。

②痛みが少ない

ワイヤー矯正では治療では、歯を動かすためにかかる力による痛み、更には器具が口内で擦れて起こる痛みが発生します。

歯を動かすために生じる痛みについては、マウスピース矯正でも覚悟しなければなりません。

ただし、マウスピース矯正では表面が滑らかなマウスピースを口に入れるだけであり、基本的にマウスピースと口内は擦れにくいとされています。

そのため、器具と口内が擦れて痛みが出たり、口内炎ができたりするリスクが少ない治療であると言われています。

③通院回数が少ない

次に挙げるメリットとして、マウスピース矯正は通院する回数を抑えられることです。

ワイヤー矯正の場合は、器具の調整や締め直しのために2~4週間に1回は歯科医院で診てもらわなければなりません。

自宅から歯科医院が遠い場合は、結構な負担がかかってしまいますよね。

マウスピース矯正であれば、初回のカウンセリング、2回目の診断やデータ取りが行われた後は、マウスピースが自宅に送られてくる場合が多いです。

更には、マウスピース装着期間の通院は2ヶ月に1回ほどで良いとされております。

単純比較でもワイヤー矯正の半分以下の通院回数となるため、普段忙しくされている方、自宅から歯科医院が遠い方などでも治療の受けやすい方法といえますね。

(2) マウスピース矯正のデメリット

つづいて、マウスピース矯正のデメリットをまとめていきます。

①対応可能な歯並びの範囲

ワイヤー矯正では軽度の歯並び改善から重度の凸凹歯並びの改善まで、基本的にどのような歯並びでも治療ができます。

対して今回紹介しているマウスピース矯正は、軽度~中度の歯並び改善のみ対応する治療と言われています。

自身の歯並びによっては治療を受けられない可能性があることは、マウスピース矯正のデメリットであるといえますね。

②装着し忘れ

マウスピース矯正では、1日の中で22時間以上はマウスピースを装着する必要があります。

自分で取り外しが可能であるがゆえに、外したまま装着し忘れてしまう方もいるようです。

装着できていない期間が長いほど、治療にかかる期間も延びてしまいます。

自身で常に意識して装着する必要がある点は、マウスピース矯正のデメリットとして挙げられます。

まとめ

この記事では、マウスピース矯正とワイヤー矯正の比較について記載しました。

最後に内容をまとめます。

  • マウスピース矯正のメリットは、目立ちにくいこと、痛みが少ないこと、通院回数がすくないことなど
  • マウスピース矯正のデメリットは、対応可能な歯並びに制限があること、装着し忘れるおそれがあることなど

歯列矯正を検討中の方の参考になれば幸いです。

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