マウスピース矯正

大人の歯列矯正|メリットやデメリットを解説

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「大人になってから歯並びが気になりはじめた」
「子供の頃矯正をやっていたが、気づいたら歯並びが悪くなっていた」
など、大人になってから歯列矯正を考える方も多いはずです。

ですが、歯列矯正は子供や学生時代にする印象はないでしょうか。

この記事では、矯正治療の概要や、大人が矯正治療を受ける際のメリット・デメリットをまとめていきます。

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歯列矯正について

それではまず、歯列矯正とはどのような治療であるか簡単に解説します。

歯並びを整える矯正治療は「歯列矯正」といい、見映えをよくする目的から審美治療に分類されます。

虫歯など治療が必要な例は保険適用で3割負担となりますが、矯正治療は必須ではないため保険が適用されない点は注意が必要です。

そんな歯列矯正ですが、一昔前までは金属のワイヤーとブラケットを使用して歯を動かす治療方法が主流でした。

しかし、ワイヤー矯正では金属の器具が常に口の中にあるため、よく口内炎ができる、器具が目立って不格好などのデメリットと向き合いながら治療を受ける必要がありました。

その悩みを解消すべく平成中頃になると、透明の樹脂製のブラケットが開発され、少し目立ちにくくなりました。

そして近年は、透明のマウスピースを用いたマウスピース矯正も主流となってきました。

マウスピース矯正はその名の通り、マウスピース矯正を装着することで歯並びを整える治療のことをいいます。

目立たない、かつ取り外し可能なので使い勝手は良さそうですよね。

ワイヤー矯正もマウスピース矯正も、歯に力をかけて動かして歯並びを整えます。

治療には長い時間がかかり、そして痛みも多かれ少なかれ発生します。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正では特性が異なりますので、歯列矯正を検討中の方は以下の表を参考に選択されてみてはいかがでしょうか。

矯正方法 マウスピース矯正 従来のワイヤー矯正
費用 約40~120万円 約50~80万円
見た目 目立ちにくい 器具が目立つ
痛み 少ない 痛みがあり、口内炎もできやすい
対応範囲 軽度~中度の歯並び矯正に対応可能 基本的にどのような歯並びでも対応可能
通院回数 2ヶ月に1回 2~4週に一回
治療期間 2~4年間(状態によっては数ヶ月) 2.5~4年間

歯列矯正は大人でもできる?

それでは本題の、大人でも歯列矯正は可能であるかについて解説していきます。

歯列矯正といえば、小学生から高校生くらいの子がするイメージがありますよね。

結果から言うと、歯列矯正は大人になってから行っても何ら問題はありません。

学童期に歯列矯正が推奨される理由は、大人の顎の骨に比べて、子供の骨は少し柔らかく、そのため歯も動きやすいからとされています。

もちろん大人になってからでも歯列矯正で歯を動かすことはできますが、子供の時の方が早く治療が済む可能性があることは覚えておきましょう。

大人になってから矯正治療をはじめる場合のメリット・デメリットを以下にまとめます。

(1)大人になって矯正治療をはじめるメリット

①歯周病予防になる

まず挙げられるメリットは、矯正治療をすることで歯周病の予防に繋がることです。

歯並びが悪いと、歯磨きの際にブラシが届きにくい箇所が増えてしまいます。

食べかすや歯垢が残りやすい箇所は、どうしても歯周病になりやすいといえます。

歯並びを整えることで、歯周病の予防はもちろん、虫歯などの予防にもなるため一石二鳥ですね。

②かみ合わせが合うことで健康につながる

次に挙げられるメリットは、かみ合わせ改善が健康につながることです。

歯並びが悪いと噛み合わせも悪いことが多く、顎関節の炎症や肩こり、体のこりの原因となります。

歯列矯正では、歯のかみ合わせ改善も考慮のうえで歯並びを整えるので、将来の体質や健康面でプラスに働くと考えられています。

③自信がつく

3つ目に挙げられるのは、歯並び改善によって自信が持てるようになることです。

歯並びが悪かったり口にコンプレックスがあると、思いっきり笑ったり、人前で話したりすることが億劫になるという方は多いです。

ガタガタの歯並びによって人目が気になったり、自分の口臭で悩む方もよく聞きますね。

矯正治療を経て口周りがきれいになると、自分が想像する以上に自信が持てて、人前に出ることにポジティブになるでしょう。

(2)大人になって矯正治療をはじめるデメリット

①見た目が悪い

矯正治療中、特にワイヤー矯正は器具が目立ってしまいます。

大人になると、人前で話す機会が避けられないことも多いため、人目が気になる方もいるかと思います。

イベント事などで器具を外すことができない点も、矯正のデメリットと言えるでしょう。

②通院が手間

大人になると、大半の方が会社勤めとなります。

矯正治療では定期的な通院が必要となりますが、会社勤めでは通院できる日時が限られ、かつ急に予定が入ることもあります。

歯科医院によっては、「夜プラン」「土日プラン」など社会人でも通院しやすいプランを設定しています。

しかしこのようなプランの大半は、平日昼の通院プランよりも割高で価格設定されています。

日々の通院が難しくなることは、大人になって矯正するデメリットと言えるでしょう。

まとめ

この記事では、歯列矯正の概要、および大人になっても歯列矯正が可能であるか記載しました。

以下に本記事の内容をまとめます。

  • 大人になって歯列矯正をすることは可能
  • 歯周病予防、かみ合わせ改善による健康面でのプラス、見た目に自信がつくなどメリットがある反面、器具の見映えが悪い、日々の通院が難しいなどデメリットもある

歯列矯正を検討中の方は、参考にされてみてください。

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